2023.09.20 Wednesday

サブノート・要点整理ノート・授業ノートの作り方と復習方法レシピ

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    JUGEMテーマ:大学受験

    レシピ1、授業ノートを走り書きでとった場合の復習方法


    授業ノートの復習の場合は「補うこと」が最初の作業になります。
    後(例えば1カ月後)には判読できなくなりそうな汚い走り書き文字の部分や、授業中に書ききれなかった部分を補強することから始めるといいでしょう。

    補強作業が終わったら次は2通りの復習方法が考えられます。

    1. 補強済み授業ノートを読みこむ
    2. 新たに清書用ノートを作成しまとめ直す


    これはどちらがより優れているというのはありません。

    自分自身が「それを成し遂げたときに感じる達成感や快感」の大きい方を選ぶことこそこのレシピのコツです。

    なぜなら快感を感じることで努力が報われ、もっと勉強したいと感じるようになり、学習時間が増え、結果的に成績アップにつながるからです。

    もちろん、1,2の両方をどちらも実施するというノート復習方法をとってもいいです。

    特に苦手で覚えずらい部分についてはオリジナル一問一答集を作ってみてもいいでしょう。
    オリジナル問題集については後術する「デジタル『ドリル型』ノート法」のレシピも参考になるかもしれません。
    デジタルの力を活用しない手はないでしょう。

    なんにせよ学校や予備校の授業ノートは「とりっぱ」が一番最悪ですガーンネコショボン

    授業を1時間、90分と受けて得た「質の高い体験的理解」もノート復習をしなければ80%は消え去ってしまうと考えるべきでしょう。

    言い換えれば、「予習+授業」は全体の20%にすぎないのです

    但し天才は除く!
     

    レシピ2、参考書を元にサブノートや要点整理ノートを作成した場合の復習法


    こちらはベースが授業ではなく参考書や問題集、あるいは教科書(基本書)というレシピになります。
    しかし根本的な考え方は授業ノートと同じです。

    授業ノートでは、「予習+授業を受けること」=「20%の達成率」でした。
    で、「残りの80%はノートを基礎にした”復習”にあり!」と申しました。

    同様に例えば参考書を元に要点整理用のサブノートを作った場合、ノートが完成した時点での学習の達成度は20%程度と理解しておくべきです。

    やはり自学自習で作ったサブノートも復習に80%のウェイトがあるというわけです。
    では自学自習で作成した要点整理ノートやまとめノートはどのように復習するのがいいでしょうか。

    以下では2つのレシピと1つのモチベーション管理法を紹介しています。
     

    1. 一番シンプルなのは「音読15回」法
    2. 音読の場合はポイント制度を導入して行動科学的に自分自身のやる気をUPさせる
    3. 黙読の場合は【手】と【目】を動かすと尚良い「なぞり法」と「目そらし法」を紹介します。


    とりあえず何も考えずに15回音読する」−シンプルですがなかなか効果的な方法です。
    特に多数回音読は「難読箇所」に強いです。

    例えば数学の定理の証明や法律のややこしいケースなど暗記性は低く、理解することに重点を置いている場合、皮肉にも無心に15回〜最大30回程度音読することは特に有効です。

    また「とりあえず何も考えずに15回音読する」は大学受験で言えば歴史系、各種資格試験の用語の定義やTOEICの英単語など単純暗記の部分にも非常に有効です。

    (※筆者は、日本史や英文法の勉強には、みちくさスタディというサイトを利用しています。)


    逆にこの方法の欠点は「単調」で「飽きやすく」、また「自習室や公共の場など他人のいるところで実施できない」といった点でしょう。

    単調性を精神論ではなく仕組みで補うにはポイント制度の導入が有効な対策になる場合が多々あります。

    具体的には「スタンプラリー」の要領で15回音読したら1ポイント、100ポイントたまったらコンビニでお気に入りのお菓子を買ってよい等と謎の自分ルールを作って自分自身を活性化させます。

    以下の写真をご覧ください。
    音読15回ノート復習方法参考画像
    この例では3回音読するたびに正の字の一画を書き加える手法でポイント管理をしています。

    別紙にポイント台帳を作っても面白いでしょう。

    このように辛い勉強もドラクエのレベル上げのようにゲーム化してしまえば案外と遊べるものです。

    遊びの知識は脳にも定着しやすいので、ポイント制度を利用してどんどん勉強にゲーム要素を注入するわけです。


    「なぞり法」によるまとめサブノート復習


    もう1つの方法が「なぞり法」と筆者が勝手に呼んでいる方法で、要は最初のノート整理は2Hの薄いシャーペンで書いて、ノート復習時に覚えたいところを色ペンでナゾルだけのシンプルなやり方です。

    なぜかこのノート復習法はやたら記憶への定着力がいいので筆者のお気に入りの復習レシピです。

    さて黙読、すなわち【目】の勉強で記憶に知識を定着させるために一番大切な点は「思い出す練習」です。

    一般に効率的な暗記はInput時間を仮に10分とするとOutput時間をその2倍の20分は設けることです。

    たまに紙に10回書くなどの話を耳にしますがそれだと思い出す訓練ができないので頭の中に入っているのにもかかわらず、知識を取り出せないという事態に陥ってしまう可能性があります。

    そこで【目そらし法】のレシピです。

    これは超シンプル簡単で尚且つ物凄く強力な方法です。

    以下、このレシピの詳細をSTEP1~6で解説しています。


    STEP1、もし英単語を覚えるなら単語帳を開いて、例えば「dynasty[ダイナスティ(発音は適当!)]:王朝」という語を5秒とか8秒くらい見ます。


    STEP2、「目を閉じる」「単語帳を閉じる」「目をそらす」といった方法で「dynasty[ダイナスティ]:王朝」という語が見えなくなるようにします。


    STEP3、「dynasty[ダイナスティ]:王朝」という覚えたい言葉が見えないようになった状態で脳内に(「dynasty[ダイナスティ]:王朝」)という短期記憶だけ保持します。「短期記憶を何も見ずに保持する点が超大切な点です」。ノールックで記憶だけ保持するという点がポイント中のポイントです。このプロセスで思い出す練習をすることができるからです。だって何も見てないわけですから、それって直前にカンニングはしているけれども、しかしながら、「思い出している」ことになりますよね?クッキーモンスター


    STEP4、何も見ない状態で(例えば目をつぶったり、上の方を眺めたりして)「dynasty[ダイナスティ]:王朝」という語を心の中で5〜10回つぶやきます。


    STEP5、ここが一番大切です。目を閉じていたら開いて下さい。単語帳をとじていたら開いて下さい。上を眺めていたら本を見て下さい。もう一度単語帳を見て「dynasty[ダイナスティ]:王朝」という語を2,3秒凝視します。目でInputします


    STEP6、STEP4に戻る


    これがシンプルで強力で場所を選ばない「目そらし法」のレシピです。
    (筆者が勝手にそう呼んでいるだけですのであしからず!)

    「見る」「見ない」「見る」「見ない」「見る」・・・と短期間に繰り返すことでインプットの練習とアウトプットの練習を同時に実施できるので、覚えて、かつ、思い出すことができるようになります。

    その他の「ノート法復習法」と「アウトプットの練習方法」について

    ずばりデジタル「ドリル」型ノート法と筆者が勝手に呼称しているレシピです。
    パソコンを利用したオリジナル問題集ですね。

    論より証拠、実例を見てみましょう。

    この方法は「写真」を見た方が手っ取り早いです。

    写真は世界史の古代エジプト史の「デジタル『ドリル型』ノート法」です。

    B5用紙に印刷し、100円均一で10枚入りのやつが売っているルーズリーフ用のクリアポケットで整理しています。

    解答面の画像
    ドリル型ノート術解答面1ドリル型ノート術解答面2
    ドリル型ノート術とルーズリーフ
    解答面は薄いオレンジ色で答えを書くことで「赤下じき」で隠しながら暗記できるように配慮されている
    但しドリル法の練習方法の神髄は5枚でも10枚でも好きな枚数コピーして「書き込み」で覚える点だ。

    インプットのフェーズでは解答を見ながらゆっくり丁寧な字で書くことで記憶に残りやすくする。

    アウトプットの段階では、テストをして「どこを記憶していてどこを覚えていないのか?」を確認。
    このアウトプット演習で得た弱点情報を元に弱点補強型のインプット練習を再度実施すれば効率が良い

    問題面の画像
    ドリル型ノート術問題面1ドリル型ノート術問題面2ドリル型ノート術問題面と複数枚プリント

    このように___(アンダーバー)で記入欄を作成し、オリジナルドリル型問題集ノートを作成すれば練習し放題だ。

    書き込み練習だけでなくテストも何度でも出来るという点が魅力的。

    このデジタルドリル型ノート法においてもインプット1に対してアウトプット2の比率で練習とテスト(=思い出す練習)を実施することで効率的に暗記できる。

    またプリントを作る過程でも参考書の情報を元にWordやメモ帳にオリジナル文章を作るので、その過程も良いインプット練習になる。

    この方法の欠点は家のプリンタにせよコンビニプリントを利用するにせよコピー代が少々かかってしまう点だ。
    しかしそれらの出費を補って余りある練習効果を期待できるので、けっして費用対効果は低くない。



    いかがでしたか。
    いろいろなレシピを紹介しましたが、何より大切なのは、ご存じかとは思いますが、自分に合ったノート復習術のレシピを、自分なりにつくっていく点です。
    もちろんピッタリ合う方法なら誰かのレシピのいいところだけをそのまま自分の方法に流用してしまえば便利ですねシナリオ書き/企画ひらめき晴れきゃvネコあひょうパンダ

    末筆ではございますが読者様の各種試験、勉学でのご健勝を心より祈念申し上げます。

    筆者@ぱんだぷらす


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    おまけ:モチベーションを保つその他のアイデア

     

    ポイントカードを作ろう


    本稿ではポイント制度を導入して「勉強を遊ぶ」「勉強にゲーム性を注入する」ことでやる気が出ると申しました。

    一般に人間はそれがお金に変えられないものでもポイントを集めるのが好きなのです。

    またポイントカードがこんなに埋まった!という達成感は脳内のドパミン濃度を高めてもっと勉強したいという気分にさせてくれます。

    ポイントのルールですが、人間は心理学的にスモールゴールを好むものなので、その性質を利用しましょう。

    例えば本稿で紹介した「15回音読法」を例に考えてみましょう。

    スモールすぎてもあれですし15は3と5の倍数なので、ここは3回音読したら1ポイントっていうのはどうですか?
    え?少なすぎますか?汗あひょうパンダでは5回音読したら1ポイントってことにしましょう。
     

    スタンプカードのイメージ(13ポイント溜まっている)


    ここでお願いがあります。何かちょっとした欲しいものは我慢して下さい。

    例えば続きが楽しみなコミックだったり例のお店のチョコレートケーキかもしれません。

    そういったものは「自分への景品」として使いたいので普段は少しだけ我慢しましょう。

    で、スタンプカードは「B6の京大カード」を利用して自作しましょう。

    ここにハンコウを押してもいいですし100円均一で売っているシールをはってもOKです。

    で、後は何ポイント溜まったら自分で自分に贈呈する景品のリストをノートに書いておきます。
    景品ごとに必要なポイント数を決めておきます。

    使用済みポイントカードはカードの角△をチョキっと切れば分かりやすいでしょう。
     

    その他のアイデア


    →→→ ダンスミュージックなどあげあげの音楽を30分だけかけてやる気を出そう

    →→→ 起きてお手洗いにいったら10分以内に外出しよう、そして10分でもいいからお散歩しよう。これにより脳が完璧に目覚め活性化する。

    →→→ ずっと机に向かっている場合ラジオ体操で脳のやる気を司る部位を刺激しよう→Youtubeでラジオ体操を視聴しながら7,8分やるだけでかなりやる気がでますよーーー

    →→→ 動画授業でモチベーションアップNHK高校講座を利用しよう、タダだし第一回の授業から遡って視聴できるぞ!最初から最新の授業まで全部揃っている!

    →→→ 金だ!金だ!近い将来の仕事に役立つ知識の勉強をしよう!世の中金だぁぁぁ!

    →→→ やる気を奪う「意味ない」「なんでこんなこと覚えるの?」対策マインドセット

    「芸は身を助ける」と申しまして無駄な学習等というものはありません。

    古典文法から環境経済学まで、どんな分野の勉強にも大きな意味があります。

    ただいつどこでどうやってそうした知識が役立つのか、未来のことは分からないので検討がつかないというだけの話であります。

    いつどんなタイミングかは神様でも分かりかねますが義務教育の勉強も大学・専門の勉強も・趣味の独学も必ずその知識の持ち主を助けてくれるでしょう。筆者ぱんだぷらすはそう信じております。

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