2023.11.07 Tuesday

【メンタルヘルス】没頭している時はうつな気分も楽になる

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    部屋の掃除に没頭するだけで、
    没頭している正にその瞬間はうつな気分も楽になります。

    うつ病までいかなくとも、なんとなく元気が出ないとき、
    何かに没頭することでストレスを緩和できるかもしれません。

    筆者の場合は、
    憂鬱な気分に苦しめられたときは以下のようなことをすると、
    没頭効果で気分が楽になったり、元気が出たりします。
     

    • 勉強する(数学、法律など)
    • 部屋の掃除をする
    • 料理をする
    • ブログを更新する
    • ガンプラを作る


    ただうつ状態の厄介なところは「意志力の麻痺」という症状を伴うので、
    何かに没頭しようにもそもそも行動が難しいことです。

    そういった場合には、
    すごく好きなことなら、少しは出来るかも!?
    というニュアンスで、
    例えば、ゲーム等をしてみてはいかがでしょうか。

    筆者が今やりたいゲーム「こだわりラーメン館」

    もちろん、症状が辛い場合には精神科に診てもらうことが必須です。

    2015.07.17 Friday

    認知行動療法と森田療法の違いを簡単に解説する

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      認知行動療法と森田療法の違いとは?

      確かに、認知行動療法(CBT)と森田療法の間には少し不思議な類似点があります。

      相違点を明らかにする前に類似点を考えてみたいと思います。

      歴史的経緯から見て、どちらの精神療法もフロイトが創始した、
      「精神分析、無意識」の概念をうまく避けて通っている。
      という点はとても似通っています。

      認知療法を開発したベックも元は精神分析を学んだ方のようですが、
      その効果に疑問を持ち、認知(=考え/解釈)が気分をつくりだすという発見に至ったわけです。

      一方、森田も、フロイトの考えを明確に否定しています。
      その上で、講義によるティーチングと行動による心理的変化を主眼に置いた、
      入院療法(日常生活空間からの隔離療法)を創始したわけです。

      また認知療法でも森田療法でも、「どうして心理的問題が起きるのか?」という、
      原理を患者にティーチングします。
      患者が精神の不調をきたす心理学的な仕組みを理解することが、治療の第一歩になるわけです。

      認知療法では、認知と気分、気分と行動などの関係を説明し、
      歪んだ認知の典型例を示すことで、病気の仕組みを説明します。
      例えば、白黒思考などが歪んだ認知の代表例です。

      他方、森田療法では強迫神経症や恐怖症が、どのような悪循環の結果、固定されているのかを
      入院生活の中で講義します。
      また患者のつけた日記に赤ペンを入れることで、間違いを指摘し、
      より現実的な考えへと患者を導きます。

      こうしたティーチングによる認知の是正と、その後の行動による患者の変化によって、
      より現実的で科学的な状況の解釈へと患者を導く点で、
      CBTと森田療法は似通っています。

      一方、相違点はといえば、
      森田療法は非言語精神療法なのに対して認知行動療法は言語的な精神療法です。
      また射程にも大きな違いがあります。

      森田療法は、その原形においては少なくとも、うつ病への適応はありません。
      一方、認知行動療法は森田療法の射程の全範囲をカバーするだけでなく、
      うつ病やパーソナリティー障害をも射程に含みます。
      森田は森田療法のうつ病への適応を明確に否定しています。
      但し、診断概念の混乱には注意が必要です。

      当時、森田が神経症と呼んでいた病態については、今日では一部、うつ病とかぶるところもあるかもしれません。
      また森田の活躍した当時にはうつ病という概念ではなく神経衰弱という概念を用いていました。
      そして、当時用いられた神経衰弱と現在の大うつ病性障害が完全に一致する概念かと言えば、
      怪しいものがあります。

      尚、現在では外来森田療法が一部では確立され、回復期のうつ病への適応もあるようです。

      他にも相違点はあります。

      森田療法では不安の中に入っていくことで、不安を克服するというスタンスが基本になります。
      不安・不快を生存上不利なものとして排除する姿勢を戒め、恐怖突入と言って、
      不安な気持ちはありながら、それをどうしようともせずに、なすべきことをなすというのが森田療法の考えです。
      換言すれば、気分を物事の判断基準にしない姿勢を養うということです。

      一方認知療法では、認知を現実的にすれば、不安を取り除くことが出来ると考えます。
      つまり不安・不快を排除しようというスタンスです。
      認知療法でも情緒的価値判断は間違った認知として、取り上げられますが、
      認知療法では気分を点数化するなど、かなり気分の状態を重視します。
      その点、森田療法では気分は関係なく、「何をしたか」という事実に重きを置きます。

      但し、アクセプトメント&コミットメントセラピー(ACT)では不安は普遍的存在であり、
      それを無くすことはできないという考えに立脚しているので、
      認知療法の文脈においても、不安は不安のままにしておくという考えが一部にはあるとは言えるでしょう。

      以上、私見にはなりますが、私なりに感ずるところの、
      森田療法認知(行動)療法違いに関する簡単な考察でした。


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